大利根カントリークラブレポート

今日は大利根カントリークラブでプレーをしてきました。

昭和34年設立、設計は名匠井上誠一、そして数多くのトーナメントを開催してきた伝統と歴史有る本格的な林間&チャンピオンコースです。

実は私、一度もプレーする機会が有りませんでした。コースには数回行きましたけどラウンドをする機会がなく、関東近郊の名門と言われているゴルフ場は殆どラウンドしていますが・・・何故か大利根CCだけはプレーをする機会がなかったわけです。

コースの情報はトーナメントを観る事や、或いは実際ラウンドをされた方から聞く事で大体の雰囲気は感じ取る事が出来ます。

しかし今回、自分が描いていたイメージと実際ラウンドをした印象とでは全く違い、結論から言えば想像していた以上に素晴らしいコースでした!

■最初に得ていたイメージ → フラットな林間コースで変化に乏しい
■ラウンド後 → 変化に富、すべてのショットに正確性が要求される超ハードスペック!

レギュラーティからでは本当のその凄さと素晴らしさは解らないでしょう。
今回実際私はフルバックティとレギュラーティの中間から打ちましたけど、プロと同伴し、プロはフルバックティからプレー・・・そしてそこで感じた事・・・その風景の違いから300ヤード近くを相当正確に飛ばす技術がないと克服できないコース難易度の高さを垣間見る事が出来た事です。

クラブハウス

大利根カントリークラブクラブハウス

歴史を感じる事が出来るクラブハウスです。改修を行っても昔の風景をあえて崩す事はしません。

ハウス内

随分前に来た時とイメージが変わっていました。シックな雰囲気と広々としたロビーが名門の雰囲気を漂わせています。

ロッカーも全く問題ありません。

練習場です

当日は雨模様・・・しかし、練習場は屋根付にてなんら問題なく、そしてこの大きさは天気が悪い日、例えばラウンドをしなくても練習のみしても良いかな?と思わせる完璧な練習場です。

アプローチ練習場です。

こちらも一日中、アプローチをやっていても良いかな?と思うわけですが・・もっと驚いたのは西コースに向かう途中でした。

西コースに向かう途中の練習グリーンの先に見えるのは・・・これもアプローチ練習場です。

当日は時間がなく、練習できませんでしたけど・・・そのハウス前に広がる雄大さは私が観てきたゴルフ場の中でも間違いなくベスト3に入ります。

もちろん関東からもっと離れた場所であれば、土地の大きさの違いは明らかかもしれません。しかし比較的都心から近いこのゴルフ場でこの雄大さは素晴らしいと思います!

本日は西コース、インからのスタートです。

雨模様の為、若干画面が暗い事をご了承ください。
因みに・・・基本的に私は雨男です(汗)
そして当日ご一緒させて頂いた関プロことQPちゃんも実は雨男・・・

二人で数年前、ゴルフ場に雪を降らしてクローズさせてしまった事があります(事実(汗))

10番 401ヤード P-4

これぞ王道林間コース!
と言う雰囲気しか垣間見る事が出来ないその風景から・・・実は

フェアウェーにあれば殆ど問題ありませんが、例えばこのホールもティショットは右サイドに打たないと、セカンドが難しい・・・単調に見えて実際打たなければならないターゲットは250ヤード先に僅か数10ヤード・・・と言うホールが多く、しかもティーグランドからはそのポジションが実に狙い難いわけです。

私のティショットは偶然?フェアウェーをキープ。そこからセカンドはグリーン手前のラフ。そして・・・

やや砲台グリーンで25Yのアプローチがここに寄ってパー!
まずは朝一奇跡的なパー発進!これは今日一日良い流れか?!

11番 506ヤード P-5

距離の短いロングホール。飛ばし屋であればフルバックからでもツーオン可能です。
しかし!巧く出来ています。

井上誠一先生の巧みな技がここでも発揮されていますね。

今日のグリーンは左側・・・となるとロングヒッターがツーオンを狙うのであれば狙いはやや右サイドです。
安全なのは左サイド、見た目にも明らかですが・・・

関プロのショットは完璧に見えました・・・もちろんフェアウェー。

しかし左サイドからだとグリーンを狙うには左の木が邪魔です。
そして真ん中にある木・・・これに意外と当たるとか。

私はセカンドをここにぶち込んでしまい、結局ボギーでした。

12番 175ヤード P-3

距離的にはやや短めなショートホールです。しかし・・・

ややショートしてバンカーへ。結局ダボでしたが・・・・バンカーの造形が美しいですね。

13番 555ヤード P-5

距離のやや長いロングホールです。
距離もあり、ティーグランドから見える風景も圧迫感があり、ティショットのプレッシャーがあるホールですね。
しかしティショットさえ上手く行けば・・・

ほぼストレートなロングホールなので、セカンドショットのプレッシャーも少なく

その先の視界は・・・

ぐっと広くなる。意外やサービスロングですね。このロングでパーを確実に取らないとスコアにならないでしょう。

14番 448ヤード P-4

INコースでは一番難易度が高いミドルホールです。とにかくティショットが難しいですね。

左サイドのバンカーが効いています。特に飛ぶ人には250Y~300Y付近、ぐっとフェアウェー幅が狭くなり、安全な右サイドは少しでも曲がれば林の中へ。

私はフェアエーをキープ。そしてUTで打ってナイスオン!
しかし!・・・3パットのボギーでした。

15番 376ヤード P-4

距離がやや短いミドルホールです。しかしここのホールもフェアウェーのポジショニングでセカンドショットが打ちやすい、打ち難いが出てくるホールですね。

左サイドには大きなバンカーがあるので、右サイドを狙ったら大きくスライスし、林の中へ・・・そして探してみるとボールが見つかりません(汗)結局ロストになってしまいこのホールでトリプル(泣)

16番 234ヤード P-3

距離が長いショートホールです。
しかしご覧の通りツーグリーンの為、幅は広くOB等はないので大きなプレッシャーは有りません。プロがバーディを取るのは困難でも
パーは比較的取りやすいホールに感じます。

私はこのホール、寄せワンのパーでした。

大利根CCの特徴はとにかく王道。例えばこのショートホールも王道だと思います。しかしその反面「印象度」が非常に薄いわけですね。例えばこのホールに大きなクリークが流れているとか、或いは我孫子GCの様にグリーン周り全部バンカーに囲まれているとか・・・そうした特長的なホールは確かに少ないと思います。

これは同じ林間コースで言えば、例えば狭山GCにも当て嵌まります。

しかし・・・数回ラウンドを重ねる事で、実はそう簡単じゃない事がわかります。印象度が薄い=簡単ではない事。

広く見えるフェアウェーも、大きく見えるグリーンも実は狙いどころはほんの僅かで「深い戦略性」を要求される事がわかって来ます。
あんなに広く見えた林間コースが、行けば行くほど打つ場所がなくなってくるわけですね・・・不思議と言うか・・・それが設計者の意図に気がついた時、初めてそのコースの本当の良さが解ります。

17番 435ヤード P-4

池超えのミドルホールです。
大利根CCの中では特徴的なホールですね。アベレージヒッターであれば右狙いでしょう。しかし飛ぶ人の場合、右サイドに打ち過ぎると逆に難しくなります。

と言う事で関プロことQPちゃんは左サイドにある木の少し右狙い・・・一番フェアウェーの絞られた場所にここからは見えます。

プロはその左サイドの木の上を越えて行きました!

とにかく弾道が・・・違いすぎますね(苦笑)
周りにも大勢飛ばし屋がいますけど・・弾道の美しさが違いすぎます。

今日は左グリーンの為、左サイドに打ち過ぎるとグリーンを狙うには木超えになります。

私はフェアウェー真ん中からセカンドは乗らず、ボギーでした。
とても良いホールだと思います。

18番 407ヤード P-4

フェアウェーは広く、伸び伸びと打っていけるミドルです。
しかし両サイドにはバンカーが合計4個あり、曲がれば即ペナルティ。

グリーン手前のバンカーも大きなミスをしなければ入る事はありません。飛ばし屋であれば是が非でもパーを取りたいホールですね。

力んだ私のティショットは林の中・・・しかしここから出して寄せてパーでした。

と言う事で結局前半は45。

ティショットもセカンドもむちゃくちゃでしたけど・・・こう言う正統派ゴルフ場ではごまかしが効きませんね(汗)

食堂も落ち着いた雰囲気で素晴らしいですね!
建物の古さを感じさせませんし、むしろその事が格式を感じられて良いと思いました。

1番 399ヤード P-4

アベレージから上級者まで楽しめる・・・と言うホールの典型をスタートに選んだ井上誠一さんの素晴らしさを垣間見る事が出来るホールです。

見て解るのは「安全は左サイド」です。しかし飛ぶ方だと(特にドローヒッター)は左の林がプレッシャーになります。
逆に右の木超えがベストと解れば・・・当然狙いたくなりますよね?

黙ってフェアウェー真ん中を狙えば良いわけですが・・・・私のティショットはスライスして林の中へ。

今日はグリーンが右の為、絶対に左サイド狙いでした(汗)
出して、乗らず、寄らす・・ダボ(泣)

2番 386ヤード P-4

このミドルホール、距離はそんなにありません。しかし難易度は相当高いホールだと思います。

右サイドの大きなバンカーはアマチュアの平均飛距離に効いてきています。
プロでもドライバーを持たず、スプーンで刻みが正解でしょうか・・・
私のティショットはバンカーから、結局何をどう打ったのか記憶が飛びまして(汗)

気がつけば・・・

またしてもダボでした(泣)

3番 414ヤード P-4

やや右ドッグレッグでやや距離のあるミドルホールです。
アベレージヒッターには左右バンカーが気になるホールで非常にプレッシャーが掛かります。

私のティショットは左バンカーの脇でした。とりあえずセカンドショットは狙えると思いきや・・・

実はこれ、最悪でした(汗)
説明にある通りで、今日の左グリーンであればティショットはミスをしても右サイドでしたね・・・結局この木に当てて5オン1パットトリ・・・

1、2、3と鳥、鳥、鳥・・・(涙)

4番 164ヤード P-3

やや短めのショートホールです。
一見何の変哲もないホールに見えます・・・注意するのは手前のバンカーで両サイドへ外しても何とかなりそうな予感・・・

ティショットはやや右へミスショットでした。でも何とかパーは拾えるかな・・・?

とんでもありません!!
行ってみて驚きな砲台グリーンでした・・・グリーンギリギリにスピン掛けて乗せても寄せきれず・・・結局ボギー。

5番 503ヤード P-5

このロングは距離が有りません・・・しかし難易度は西コースで1番!ハンディキャップ1のホールです。

このホールもバックティからであれば、右の池が効いてきます。
フロントからだとロングヒッターには甘いホールになりますが、アベレージゴルファーには丁度良い場所に池が効いてきます・・・つまり、誰でもその力量に合わせて楽しめる、これが大利根CCの・・・そして井上誠一さんの素晴らしい部分だと思います。

当然、目標は真ん中に見える木ですが・・・

とりあえずこの木にぶち当てました(涙)
そして途中からグリーンによってホールが分かれるわけです・・・セカンドのねらい目も慎重にならないとパーを取るのは困難ですね。

私はここから寄せてワンパットで何とかボギー。

後半ここまでダボ、ダボ、ダボ、ボギー、ボギー・・・もう90オーバーは確定?!

6番 225ヤード P-3

このショートで奇跡が起きました・・・・UTで打ったボールが何故か乗り、何とか後半初パーをゲット!

グリーンとグリーンの間にバンカーがあるので、逃げ場所は乗せるしかないショートで、偶然良いショットが出て良かった・・・

そしてここから奇跡的な展開が!

7番 419ヤード P-4

このミドルは距離は有りませんが、正確なティショットが要求されます。
右に見えるバンカーは実はフェアウェー真ん中のバンカーでここから左右にホールが分かれています。

このバンカー位置も絶妙!

しかし左側に逃げると・・・

ここにも絶妙な位置にバンカー。
アベレージゴルファーには入る可能性が高いバンカーです。

このホールでも寄せワンのパーをゲット・・・残り2ホール・・・死に物狂いでパーを連発しなければ!

8番 459ヤード P-4

長いミドルホールです。
左サイドにはダブルバンカーがある為、ロングヒッターは右の林超えを狙えばベストでしょうけど・・・・因みにこの今、打っている方はめちゃくちゃ飛びます!
プロとほぼ変わらぬ飛距離で・・・当然、この○の位置狙い、関プロもギリギリ狙っていきましたがやや林へ。

ロングヒッターには左のバンカーが相当効いている様子・・・私は超ショートヒッターなので(汗)安全に左サイドでフェアウェー・・・・しかしセカンドミス・・・しかし!

寄せてこの距離をねじ込んでパーでした。

さて・・いよいよラストホールです。

9番 559ヤード P-5

なんとしてもこのロングでパーを取る!と意気込みましたが・・・ティショットは左のラフ。

しかしやや右ドッグレッグなホールで、かつ右グリーンにて結果的には右サイドより左サイドが良かったのかもしれません。大利根CCの特徴は中央をしぼり、途中から開放的にしているホールが多いと思います。

三打目を見事ダフッ・・・としましたが、また寄せて奇跡的にパー。

後半は6番から9番までオールパーをゲット!

広い様で、狙い所は狭く、正確かつ飛距離が必要なホールが多いですね・・・

後半は44でした。

夕暮れの大利根CC、クラブハウスのテラスより・・・

結果 OUT 45(16) IN 44 (15)
何とか90を切ってラウンド出来ました・・・後半はしぶとく頑張りました♪

ではゴルフ場について感想を述べます。

最初にも述べたとおり、プレーする前の印象とプレー後の印象がここまで違ったゴルフ場は初めてですね。
雄大かつ繊細・・・大利根CCの本当の素晴らしさを知るには、やはりブラックティ(トーナメントティ)からプ
レーする事でしょう。雄大と言う意味では私がプレーした中でもトップクラスで、繊細という部分もトップクラス。

プロレベルの飛距離が出る方であれば、相当各ホールの狙い所がシビアに感じるはずです。
同伴して頂いた関プロ(QPちゃん)のティショットはその殆どが完璧でした。
しかしほんの僅か・・・数ヤードポジションがずれただけで、セカンドの難易度が変わって来る様を数回見て、やはり設計は井上誠一さんだと感じた次第です。

それでいてアベレージゴルファーが打つティーグランドからは比較的易しく設計されて、楽しめる。ちょっと腕に自信がある人であれば80台で回る事は簡単でしょう。しかし70台は簡単ではないと言う・・・それは例えば私の中で感じる部分で言えば名門林間コースに共通して感じる部分です。

林間コースはどのゴルフ場も、似たような雰囲気を持っています。一見するとみなどれも似たり寄ったり、しかし全く顔が違います。

この大利根CCも言葉では表現出来ない素晴らしさを感じました。
確かにグリーン周りに関しては特徴的なホールは有りません。

アリソンバンカーがあるわけでもなく、極端に砲台なグリーンがあるわけでもなく、比較的オーソドックスなホールが多い様に感じられます。

しかし、それぞれバンカー位置しかり、木の位置しかり・・・絶妙な場所に配置され、プレーヤーを毎回悩ませる・・・見えない様で見えるハザードの絶妙さが何とも言えませんね。

今度は是非、東コースを回ってみて、トータルでの感想を述べたいと思います。

BY SS

掲載日時:2016年1月21日