塩むすび

pixta_10092597_S四月に植えた苗が五ヶ月経ってもう稲穂をつけて、新米として出荷されています。
今年の夏は近来に無い程暑い日が続きましたが、私の故郷の加賀の「こしひかり」は美味しく仕上がりました。
日本人に生まれて美味しいお米を食べられるのは無常の楽しみです。
お米でも特に新米をおいしく味わうには、炊き立てごはんでの塩結びが一番のおすすめです。
おにぎりをおいしく食べる為の握り方の秘訣は、

  • ご飯はやや硬めに炊きます。水は特に新米の場合は少なめにします。いつもより10%~15%程少なくして下さい。
  • ご飯は熱々の内に素早く握る。やけどをしない程度の熱々のご飯が一番です。炊き立てのご飯には保水膜がたっぷりあります。この保水膜が有るうちに握ると、時間が経ってからの美味しさが違います。
  • 美味しいおにぎりは、熱々のご飯をふんわりと握れば誰でも作れます。
  • 塩はご飯に混ぜるのではなく、手の平に塩を付けて外側に味を付けた方が、食べた時に表面の塩味を強くて美味です。
  • 手を軽く塗らし、塩を付けます。握ってからすぐに食べる時は少なめに、時間が経ってから食べる時に多目に付けます。水カップ1+塩小さじ1の手水を作り、米粒が手に付かないように握ると味が一定になります。
  • 手水を付け、塩を三本指の先の原に着く程度取って、手の平でこすり合わせてなじませます。
  • おにぎりは形を整えるだけで、強く中まで握らず外側は形が崩れぬ程度にかためて、中は軽くふんわり握るのが美味しいおにぎりのコツです。
  • 握るときは背筋をシャキッと伸ばして、腹に力を入れてください。おにぎりは手で握るのではく、全身で握ります。

以上です。
今年もおいしい新米をお腹いっぱい食べて、元気でお過ごしください。

By 万次郎