降雪とゴルフ場

昨年の11月24日の降雪は、東京・千葉市・つくば市で11月としては観測史上初の積雪でした。
ゴルフに係わる者としては本格的な雪のシーズンを迎えるにあたり、大雪が心配されました。気象庁から大雪に関する異常天候早期警戒情報が発表されると、雪の多いゴルフ場はクローズなどの準備を整え、除排雪の事前準備、施設の補強や樹木の枝折れ防止などの事前対策が必要になります。
温暖化が進むのは空気中に含まれる水蒸気の量が多くなった為、降水量が増えていると聞きました。
冬場大陸から吹いてくる冷たい北西の季節風が日本海の上空を通過する時、海上からの水蒸気をたっぷり吸収して湿った雲や雪雲になって日本列島に背骨のように延びる山脈に当たって積乱雲に変わり、日本海側に大量の雪を降らせる事になります。
関東の場合は日本海側に比べると降雪量も少なく、平野部では年間延べ1週間から2週間程度ですが、それでもゴルフ場にとっては被害甚大です。
今年の冬は例年並みの雪で、長期に営業をクローズする事はないようですが、出来ればこのまま穏やかに春を迎えて欲しいと思います。

by 万次郎