私が現在の生業に就いている縁がジャンボの存在であることは決して過言ではありません。
私は、両親がゴルフを唯一無二の趣味として敬愛していたことから、幼少期の物心が付いた頃よりスポーツであり、競技であり、娯楽であり、そのエンターテインメントが常に身近にありました。
プロゴルフのテレビ観戦は言うに及ばず、両親に連れられ関東圏の多くのゴルフ場へプロトーナメントのギャラリー観戦へ足を運んだことも、両手の数では足りません。
その当時の、約半世紀前の私の記憶に今でも染み付いていますのは、ゴルフというスポーツについての興味よりも、「ジャンボ尾崎」という破天荒で明るく大きい太陽のようなキャラクターをこの肉眼で捉えた印象が第一でした。
その後、長年の歳月を経て,ご縁あって今の勤務先で就労しておりますのは、幼少期に経験したゴルフとの出会いや親しみ、そしてジャンボの存在が後押ししたことが否めないと、今回のショッキングなニュースを聞き改めて感慨に耽っております。
奇しくも、ジャンボが旅立った本年、私も30数年お世話になった弊社を定年退職する運びとなりました。
再雇用でしばらく同様の勤務は致しますが、ジャンボが導いてくれた諸々の定めや道標に哀悼の意を表します。
長年に渡り日本のゴルフ業界全てをご牽引下さり本当にありがとうございました。
あちらの世界でもごゆっくりと、そしてのんびりとゴルフをお楽しみになって下さい。
Ikechan
