3月11日の震災から3ヶ月近くが過ぎました。
会社で仕事をしていても何となく床が揺れているような気分が薄れて
余震の回数も少なくなってきましたが、
今も
TVや新聞で見る被災地の状況や原発の問題など、
とても能天気に毎日を過ごす気分にはなれず非日常的な不安の中に投げ込まれたようです
此のブログを読んで戴いている皆様も同じじゃなかろうかと思います。
想定外のマグニチュード9、震度7の揺れと津波、原発のトラブルで
突然日常が途切れてしまったような落ち着けない気分です
誰かが言っていましたが、
想定外の出来事も一度起きてしまえば次からは想定内にしなければなりません。
9.11のニューヨークの飛行機テロも、
崩れ落ちる高層ビルを見て何とも言えず、
此れ迄経験した事の無い悲しくやるせない気分になりましたが、
今回の震災はそれ以上にショッキングな出来事で、
身近であった分直接的な痛みを感じました。
取り返しのつかない大変な事が起きて、
自然を支配出来ると驕慢になった人間に対しての自然の怒りのようでした
いつ迄も続くと信じていた日常や健康である事、
家族や友人がいる事、働く場所がある事
などが何にも変え難く大切な事だ
と言う事を改めて思い知らされました。
以前に「ガイア」と言う言葉を聞いた事があります。
地球を一つの生命体として、火山活動や種々の自然現象は生命体が行う必然であって、
それに反するものは排除すると言う考え方のようでした。
現代社会のエネルギーの源である電力が
火力、水力、風力などから原子力に大きく変わる矢先の今回の震災に起因した原発事故は、
その意味で地球そのものが発する警告のようであり、
象徴的な出来事です。
私達はもっと自然に対して謙虚でなければならないのではなかろうかと思っています。
by 万治郎
